バイオリン

MBTIやエニアグラムに関する哲学的な考察及び、日々考えたことについて

βクアドラの世界認識

βクアドラ=NiSe×TiFeの世界認識は一言でいうとキリスト教的な世界認識を構成します。

キリスト教的な世界認識とは、この世界には不変性=超越的な何か=唯一神スピノザの神、ヘーゲルの絶対知等々が存在すると直観し(NiSe)、かつその存在は一般的=物質的・固有名詞的なものではなく概念的なものだと認識します(TiFe)。

 

我々が住んでいる現実はより超越的なものの移し影であり、現実とはある種の錯覚に過ぎないと主張するでしょう。この現実はある種の錯覚という考え方は仏教的な考え方(αクアドラ)にも共通する枠組みですが、仏教の場合は空概念による実体性のなさを主張する点が、超越的な実在を主張するキリスト教的な世界観とは異なります。

 

またγクアドラの世界観も不変性を直観していますが、それは物質主義的な世界の不変性であり、「この現実」の不変性を示していて、「あの世」というような概念的な世界のことを意味しません。

 

「この現実で耐え忍べばあの世で幸福になれる」という考え方は、キリスト教の救済思想、近代哲学の啓蒙思想(この場合あの世というのは理性的な幸福を指したりします)にも共通する考え方となります。

またxSTPの世界観とは一見すると矛盾するような清廉とした秩序だった世界観ですが、むしろ世界が不変=安定しており、かつ固有ではないことでサバサバした印象をもつ言動となるのだと考えられます。つまり無意識下ではキリスト教的な世界観をもっているがゆえに、世界が絶対に安定≒もうすでに皆救済されているため、安心して遊ぶ=Seの発露に近いと考えられます。

 
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